2022年10月、ゴッホの《ひまわり》にトマトスープをぶち撒け、芸術作品と環境の価値を叫んだ活動家を覚えているだろうか。
「芸術よりも大切なものがある」というような言説は、波紋を呼び、議論を生み、ときに揶揄された。
あの以前にも以後にも、美術館の作品を質に取り、主義主張を世に提示しようとする人は時々現れる。
善し悪しや洞察は別にしても、スープ塗れの絵画と叫びがアイコン性を持って世に転がっていくのは確かである。
では、アイコンが一人歩きした構造、汚された芸術の傍に、皆は、君は、どのような叫びを添えるだろうか。
「≧ART | 主義主張は芸術よりも価値がある?」に芸術作品や特定の団体を貶める意図はありません。
好きに扱ってもらって結構です。叫ぶ情報の扱いにだけ気をつけて遊んでいってください。